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注意:この話はエロ・グロ・神姫破壊が含まれた打ちっ放し短編です。それでもいいよとおっしゃられる方はどうぞ。 連続神姫ラジオ 浸食機械 ~ファタモルガナ~ 1:末路 「そーれ」 少女の軽快なかけ声と共に空を切る音が響く。続いてグチュっと言う音と 「ひぎゃぁう」 奇妙な叫び声があがった。 「大命中、やっぱり私はすごいね、マスター」 先ほどかけ声をあげた少女が振り返り僕に語りかける。少女と言っても彼女はニンゲンでは無かった。全長16センチの機械仕掛け、武装神姫と呼ばれるロボットである。彼女はカブトムシをモチーフにしたランサメント型と呼ばれるタイプだ。しかし彼女は製品版とはカラーリングが異なっている。武装はシルクのような光沢のある白に塗られている。素体も白をを基調として所々に黒や金が使われていた。腰まであろうかという髪は青みがかった黒で、リボンでポニーテールにまとめられていた。 「ねえねえ、次はどれをいってみようか?やっぱり派手にどばーって出る方がいいかな」 彼女の足下には彼女ほどのサイズのナイフや釘が乱雑に散らばっていた。彼女は今までこれを「的」に投げて刺す遊びをしていたのだ。ちなみに勝率はなかなかのものである。 「マヤ、しばらく待ってくれ。彼女と話がしたいから」 マヤと呼ばれた神姫は少し不満げに頬をふくらませたが、分かったと答えて手に持っていた千枚通しを床に置いた。僕はそれを見届けると机の上の瓶を手に「的」に近づいていった。 「気分はどう?お友達のことが心配でここに来たみたいだけど技量は考えた方がいいよ」 「的」は、壁に手足を埋め込まれ、服を破かれ半裸になった少女はこちらにおびえた様な目を向けるばかりで答える様子はない。白い張りのある肌に何カ所もナイフや釘が突き刺さりだいぶ出血しているのだから答える気力も無いのかもしれない。もっとも、背中に生命維持のためのチューブを何本もつないでいるのだ。そこから送られる薬品のおかげで、まあ、とりあえずすぐ死ぬことはないだろう。 「まあ、どうでもいいけど。そうそう、ここに連れてこられたとき自分の神姫、確かヴィクターちゃんだっけ?のことすごく心配してたねよね、だから連れてきてあげたよ」 僕の差し出した瓶の中身を見て彼女は目を見開く。瓶の中には彼女の神姫であるオールベルンパール型のヴィクターが入れられていた。武装を外され、薔薇シフォンに身を包んだ彼女は四肢を金の鎖で絡め取られ、足を大きく広げた姿で瓶の中に閉じ込められていた。 「ヴィクター!」 痛いだろうに無理矢理身ををよじり少女は自分の神姫の名前を叫ぶ。しかしヴィクターは目を閉じたまま動かない。 「スリープモードのままだったね、ごめんごめん」 僕はヴィクターに送っていた彼女を眠らせる電波を止める。すぐに彼女は目を覚ました。そして目の前に広がる自分のマスターの惨状を見てその表情が怒りに染まる。振り向いて僕を見つけると飛びかかろうとでもしたのだろうか、身をよじるが鎖にからめとられて動くことができない。それでも構うことなく僕の方に向かってこようとする。鎖を切れない身をよじり、殺してやると叫びながら。 「殺すんなら一撃でやってくれなきゃお断りだよ。もっともその機会はないだろうけどね」 叫び続ける彼女の入った瓶を机の上に置くとマヤがその周囲にカメラを設置していく。 「い、一体何する気?ヴィクターにはひどいことしないで」 残念だけどそれは無理な話だ。負けがかさんだ友達を救いにやってきた彼女を美馬坂は許すなと言った。お友達はお友達でひどい目に遭っているが彼女もまたひどい目にあう、彼女の神姫と一緒というのがまあ、救いか。 僕はヴィクターの入った瓶にポケットから取り出したものを入れる。それは蛇だった。神姫サイズにミニチュア化されたアナコンダが三匹。もちろん本物ではないが面白い機能として体内のカプセルを対象に射出できると言う機能がある。そのカプセルの中にはこれまたミニチュアの蛇が何匹も入っている。つまりこれを使えば神姫の受胎、産卵ショーが楽しめるというわけである。 蛇に巻き付かれおぞましさに顔をゆがめるヴィクター、それを見て必死に彼女の名を叫ぶ少女だがその声は突然の殴打により止んだ。部屋に男達が入ってきた、仮面をつけ、手には様々な器具を持っている。彼女を殴ったのはその男達の一人だ。恐怖におびえ、声も出せない彼女を男達が取り囲んだ・・・ 蛇に身をまさぐられるおぞましさを感じるヴィクターだったが主のピンチと僕への怒りから気丈な表情を向けてくる。しかし蛇の一匹が彼女の秘所に潜り込もうとするとさすがに表情が変わった。肝心なところはスカートで隠れているが本能的に恐怖を感じるのだろう。膝をもぞもぞさせるが蛇を防ぐことなどできない。 「いや、やめて!」 そうヴィクターが叫んだとき、部屋の壁が明るく光る。壁にはモニターが埋め込まれており彼女の痴態が大画面に表示される。呆然としたヴィクターが嫌々と首を振り鎖につながれた手足を振り回すが無駄なあがきだった。存分に彼女の腹上を満喫した蛇はやがてカプセルの射出を始める。ドレスの腹の部分がふくらみまるで妊婦のようになった。その頃になるとこちらの様子に気がついたのか男達の何名かがこちらにやってきて彼女の痴態を眺める。その股間は一様に怒張していた。 「良かったわね、あなたのこと見てみんな興奮してくれてるわよ。いっぱいかけてもらうといいわ」 マヤの言葉に美馬坂の根回しが効いているのか男達は彼女の痴態をおかずに自慰を始める。ヴィクターが自分の運命に気がつき妊娠しながらもそれはやめてくれと懇願するがそんな彼女の顔に早速白濁がぶちまけられる。射精は続き、ドレスはカウパーでべったりと肌に張り付き彼女の美しい胸や腹のラインを浮きだたせている。そんな彼女に興奮したのか注がれた精液は彼女の膝ほどになった。 うつむいて小声で殺してやるとつぶやく彼女にマヤが声をかけた。 「ねえ、さっき産み付けられた卵だけどさ、あれって温度が一定になったら孵化するのよね」 その声に瓶の口を向いた彼女の顔にこれ以上ないと言った絶望的な表情が浮かぶ。 「元気な赤ちゃん、産んでね」 「いやぁぁぁぁ!蛇のママになんかなりたくない、マスター、ねぇ助けて、マスターぁ!」 ついに弱音を吐き出した彼女だが無情にもその腹がもぞもぞと動き始めた。産まれるのだ。 「お願いやめて出てこないで、助けてマスター、助けてよ、うぁぁぁああああん」 泣きじゃくり、もがく彼女のスカートからゾルッという音と共に蛇が落ちてくる。ヴィクターが悲鳴を上げ、それを境にどぼどぼと蛇の子が生まれていく。その光景が引き金になったのかさらに男達がオーガズムに達し、滝のような精液が注がれていく。生まれた子蛇は母乳を求めてか早速彼女の胸に群がっていく。出産のショックで、精液の雨も小蛇たちの乳辱もほうけた顔で受け止めるヴィクター。そして腹があいたことを悟った二匹目の蛇が彼女の腹の中へと潜り込んでいった。 戻る
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ウサギのナミダ ACT 1-33 ■ わたしは周囲の明るさに刺激されて、目を覚ます。 地面に手をついて、身体を起こす。 手には柔らかな感触。 草だ。 そして小さな花。 辺りを見回す。 驚いた。 そこは一面、色とりどりの草花で埋め尽くされていた。 近くには青い水をたたえた湖。 周りは濃い緑の木立に囲まれている。 さらにずっと向こうには、薄墨を流したような色で、山々が連なっている。 美しい風景。 こんなに光溢れた風景は初めて見る。 なぜなら、お店を出たのはこれが初めてだったから。 ……初めて? なにかが引っかかったけど、些細なこと。 わたしは立ち上がり、自分の格好を見る。 バニーガールのような姿。 いつもと変わりない。 わたしが辺りを見回すと、すぐ近くに、白い小さなテーブルと椅子がおいてあるのが目に留まった。 そこで三人の神姫が談笑していた。 「……あら? 気がついたのね、二三番」 わたしの正面にいた神姫が、にっこりと微笑みかけてくれた。 知っている顔だった。 「七番姉さん……」 他の二人も、わたしに振り向いた。 「やっと起きたか~」 「あはは、おはよー、二三番」 赤い髪をポニーテールにした神姫はざっくばらんな口調で、もう一人のツインテールの小柄な神姫は無邪気に、わたしに声をかけてきた。 「一四番さんに、三六番ちゃんも……」 そうすると、ツインテールの三六番ちゃんは、椅子から立ち上がった。 わたしの方に駆けてきて、抱きついてくる。 「どこ行ってたの? 心配してたんだよ?」 本当に心配そうな顔で、わたしを見上げてくる。 彼女は、わたしより、ずっと後にお店に来た神姫だった。 ある夜、お客さんにひどく虐められて泣いていた彼女を慰めた。 それから彼女はわたしのことを慕ってくれている。 わたしも三六番ちゃんを妹みたいに思っていた。 「うん……ちょっと……お客さんに連れ出されて……」 ……そのあと、どうしてただろう。 思い出せない。 わたしが困った顔をしていると、三六番ちゃんは笑って、 「いいよ、二三番が無事だったら、それで」 そう言ってくれた。 彼女はわたしの手を引いて、テーブルの方へと連れて行く。 三六番ちゃんは、薄い黄色のドレスを着ている。 よく似合っていて、とてもかわいい。 テーブルの前にくると、七番姉さんが空いている椅子に座るように促した。 その前に。 わたしは尋ねる。 「あの……ここは、どこですか?」 「あら、聞かされていないの?」 「……はい」 「ここは、NPO法人・紳士淑女の友の会にある、神姫AI保管用サーバーの中よ」 □ 「AI移送接続ソフト、だと……?」 「そうさ」 井山の奴は、したり顔で頷いている。 ギャラリーはざわめいていた。 おそらく聞いたこともない人が大半だろう。 俺も何かでそんなソフトがあることを読んだ程度だった。 ネットワークに接続している神姫のAIの意識を、任意の場所に送り込むソフトウェアだ。 似たようなことは武装神姫でも日常的に行われている。 アクセスポッドから筐体に接続するのと仕組みはあまり変わらない。 遠方の対戦者ともネットワークで対戦もできるわけだから、ある意味、アクセスポッドで接続中は、神姫とAIは分離しているとも言える。 だが、それはマスターと神姫自身の同意があって行われる行為だ。 奴の言うAIの移送接続は、第三者によって、神姫のAIの意識を別の場所に飛ばしてしまう。 先ほどの攻撃は、そのためのソフトウェア攻撃ということらしい。 「……はじめから、これが狙いか」 「やっと気がついたのかい? バーチャルバトルだと、戦闘中にネットのバイパス作ってやるだけですぐに飛ばせるから簡単なんだ。ひゃはははは!」 塔のステージは、視界を隠すものが何もない。 ティアにクロコダイルを見せて怖がらせ、逃げ場がないことを演出する。 それと同時に、常にティアの視界にクロコダイルが入ることになり、視覚入力ウィルスの感染をより確実にする。 ウィルスに侵入されたメモリは、リソース不足に陥り、セキュリティソフトを立ち上げることさえままならない。 そうして動きを止め、セキュリティも万全でないティアに、AI移送接続ソフトによる攻撃で、AIの意識を別の場所に飛ばす。 ……奴の策に、まんまとはまったのだ。塔のステージを許可した時点で。 情けない。 悔しさに俺は拳を握りしめる。 「……答えろ……ティアはどこだ……」 声に悔しさが滲んでいるのを自覚する。 「くくく……心配しなくてもいいよ。アケミちゃんは今、昔の……神姫風俗の仲間と感動の再会ってところさ」 「なん……だと?」 「風俗の神姫を保護しているNPO法人のサーバーだよ。いまごろ、積もる話に花を咲かせてるんじゃないの?」 ■ 「その格好は、ここでは似合わないわねぇ」 緩いウェーブの入った麻色の髪を掻き揚げながら、七番姉さんが言う。 見れば、彼女は胸元の大きく開いた水色のドレスを纏っている。色っぽい。 わたしはいつもの、バニーガールの姿だ。 「あ……でも、わたし……ドレスの持ち合わせなんて……」 「大丈夫」 一四番さんが、わたしに微笑んだ。 「ここはバーチャルの世界。あたしたちがイメージすれば、好きな服装にぱっと着替えられるよ」 そういう彼女は、スリットの深く入った、真っ赤なチャイナドレスを着ていた。 わたしは目を閉じてイメージしてみる。 どんな服を着てみたいだろう。 そうだ、いつか見た、白いワンピースとサンダル。 彼女はとてもきれいだった。彼も彼女に見とれていた。 ……彼と彼女って、誰だったろう。 些細な考えはひとまず棚上げする。今は服だ。 イメージしたワンピースとサンダルを黒に染め上げ、自らが纏った様子をイメージする。 すると…… 「わあ……かわいい!」 三六番ちゃんの声に、わたしは目を開く。 わたしがイメージしたとおり、黒のワンピースを着ていた。 三人とも微笑んでいる。 テーブルの上には、ケーキと紅茶がおいてある。 わたしは空いている椅子に腰掛けた。 「あの……他のみんなは……?」 気になっていたことを尋ねる。 すると、七番姉さんが答えてくれた。 「もうみんな、新しいマスターの元へ行ったわ。残っているのは、わたしたちだけよ」 「まあ、焦っても仕方がないし。あたしたちももうすぐ、マスターが来てくれるさ」 一四番さんが言う。 お迎えがこなくても、ことさら焦っているわけではないらしい。 わたしはティーカップを口元に運んだ。 穏やかな時間だった。 痛みもない、苦しみもない。仲間たちとの優しい時間。 これはずっと、わたしが求めていたもの。 わたしは自然と微笑んでいた。 □ 不可解だった。 AIを自由に飛ばせるのなら、自宅のサーバーに飛ばしてしまえば手っ取り早いはずだ。 それを何で、NPO法人の、しかもティアの知り合いの神姫がいるサーバーなのか? 「どういうつもりだ……なんでそんな回りくどいことをする?」 「なぜって……」 井山は、醜い笑顔をさらに挽き潰したような顔をして、歓喜を露わにした。 「決まってるじゃないか! 絶望だよ! アケミちゃんを絶望のどん底に突き落とすのさ!! 昔の仲間と楽しく話してさ、終わった頃に自分の身体に戻ってみたら、ボクの家なんだ。 目の前にはボクとクロコダイル。 アケミちゃんはどんな顔をすると思う? 君の名前を泣き叫ぶ!? それとも恐怖のあまり絶叫するかな!? 想像するだけでゾクゾクするよ!! ひゃははははは!」 ……もう、許さないとかじゃない。 怒りさえ通り越して。 俺は、生まれて初めて、他人に憎悪を抱いた。 こんな奴が今生きているのが間違っていると、本気でそう思った。 「……ティア!」 諦めるわけにはいかない。 ティアを、大切なパートナーを、こんな奴に渡すわけにはいかない。 「ティア! 帰ってこい! こんなところで、終わりにするわけにはいかないんだ!」 「ひゃははははは! 無駄無駄! 聞こえるわけないじゃん!」 いや届く。俺は思う。 今のティアは、意識が別のところに離れているだけで、機能は何も失われてはいない。 だから、ティアのAIがこちらの身体を意識すれば、俺の声は聞こえるはずだ。 何の根拠もなかったが、俺は信じていた。 その考えにすがっていただけなのかも知れないが。 「遠野、サレンダーしちまえ。こんなバトル、何の意味もねぇ! 奴が何か騒ぎ出しても、俺が何とかしてやる。だから……」 大城の言葉を俺は速攻で否定した。 「だめだ」 「なんで!?」 「ゲームを終了すると、ネットワークが切断されて、ティアの意識が向こうのサーバーに置き去りにされる可能性がある」 俺の言葉に、大城は絶句した。 井山は向こうのサーバーにいるティアの意識を取り出すことができるのだろう。 だからこそ、あんなまわりくどい場所に送り込んだのだ。 俺は今、ティアを人質に取られているも同然だった。 俺にできることは、ティアに呼びかけるほかにはない。 「ティア……戻ってこい、ティア!」 俺はティアに呼びかけながら、いくつかの作業を行う。 ティアが戻ってきたときに、十分な状態でバトルができるように。 しかし、モバイルPCのキーボードを操作する手はもどかしい。 俺が壊した右手は、包帯もとれているが、まだ以前の通りに動かすのは難しかった。 「くそ……」 それでも俺は、必死でキーを叩く。 もどかしさに焦りが募ってくる。 すると。 「……遠野、代われ!」 大城が俺からモバイルPCを奪い取った。 「大城?」 「俺が代わりにこっちの作業をしてやる。指示をくれ」 「……大丈夫なのか?」 「なめんなよ。バイクも神姫もやってんだ。メカいじりは得意なんだよ」 うそぶくだけあって、大城のキータッチは意外なほどなめらかだった。 俺は大城に、いくつかの調べものを依頼した。 俺は呼ぶ。ティアの名を。必ず帰ってきてくれると信じて。 それがたとえ、はかなく小さな希望だとしても。 不安が大きく、心細くて、信じる心が折れそうになっても。 それでも、俺は諦めるわけにはいかなかった。 ティアの名を呼び続ける。 ■ わたしは振り向いた。 そこにあるのは、湖畔を吹き渡る風だけだった。 ……誰かに呼ばれたような気がしたのだけど。 「どうしたの?」 三六番ちゃんの声に、 わたしはテーブルに向き直る。 「ううん……気のせい、だったみたい」 三人とも、くつろいだ様子で、穏やかな日差しの中のお茶会を楽しんでいる。 総勢二十人以上いた、お店の神姫たちは、一人、また一人と、新たなオーナーに引き取られて行ったのだという。 神姫の保護を目的とするNPO法人・紳士淑女の友の会では、身元のよくない人間のところには、神姫を里子に出したりしない。 だからきっと、みんな今頃幸せになっているだろう。 三人はそう言った。 わたしも談笑に混じる。 話題はやっぱり、今後のこと、マスターのこと。 みんながどんなマスターに仕えたいのか、わたしも興味がある。 「わたしは……そうね、優しい男の人がいいわ」 そう言うのは、七番姉さん。 彼女はわたしよりずっと前から、お店にいた神姫。 一桁台の神姫で残っていたのは彼女だけで、年長者ゆえに、みんなのまとめ役だった。 優しいお姉さんという感じで、みんな彼女を慕っていた。 「落ち着いた大人の人がいいわね。 それで、マスターのお仕事のサポートがしたいわ。 マスターがお疲れの時には、ご奉仕するのもいいかも、ね」 そう言って艶っぽく笑う。 ものすごく色っぽくて、こっちの方が気恥ずかしくなるほどだった。 「あたしは武装神姫になりたいな。ばりばりのバトロンプレイヤーのマスターがいい」 一四番さんは、お店の神姫の中でも、ムードメーカー的な存在だった。 お客さんに酷いことをされても、翌日には、あっけらかんとした顔で笑っていた。 自分が傷ついていても、他の傷ついた神姫のために笑える、そんな神姫だった。 「できれば接近戦装備で、ガチの殴り合いとか。ストラーフ装備なんか理想だね」 「でもそれ、マスターの話になってないよ?」 「……まあ、マスターはイケメンに越したことはないよな~。それで、バトルの時は厳しいけれど、勝ったら優しくしてくれるの」 頬を染めながら言う一四番さんは、今まで見たことがないほど可愛いらしかった。 他の二人は、 「ふ~ん」 と言って、含み笑いで彼女を見ている。 すると、一四番さんは急に照れくさそうになって、 「そ、そういう三六番はどうなんだよ」 そう言ってごまかした。 三六番ちゃんは、すました様子で言う。 「わたしは、女の子のマスターがいいな。一緒におしゃれしたり、遊びに行ったり……きっと楽しいと思うの」 夢見るような表情で言う。 彼女は見た目も小さくて可愛らしく、感情も女の子らしい。 「小学生か、中学生か、そのくらいの可愛い女の子で、いつも一緒にいてくれたら嬉しいな」 彼女に女の子のマスターは、とてもお似合いのような気がする。 一緒に遊んだり笑ったり……楽しげな様子が目に浮かぶよう。 他の二人も、目を細めて頷いていた。 「ねえねえ、二三番は、どんなマスターに仕えたい?」 「え、わたし……?」 三六番ちゃんが興味津々といった様子で尋ねてきた。 ……わたしが仕えたいマスター? そう考えると、誰かのシルエットが頭に浮かぶ。 テーブルに向かう三人が、わたしの答えを待っている。 ……また、誰かの呼ぶ声が聞こえた気がした。 ◆ 「うふふふ、久しぶりに、クロコダイルでいじってあげるよ。ギャラリーにもサービスしないとね?」 井山の声と共に、クロコダイルがするすると動き出す。 ティアの目の前に降り立つと、クロコダイルはティアの身体を立ったまま横抱きにした。 スカートの下から八本の触手がにょろにょろと伸びてくる。 触手はティアの細身にからみつき、うぞうぞと蠢き始めた。 ティアは四肢の先まで触手にからめ取られ、危うい部分にも触手が這っている。 クロコダイルはティアの乳房をもみしだきながら、恍惚とした表情を浮かべた。 『ああ……この感触、久しぶりだねぇ……』 ティアは何の反応も見せない。 触手に責められる恥態を見せてなお、瞳に光は戻らない。 塔内部で繰り広げられる神姫の陵辱劇に、井山もよだれを垂らさんばかりの歓喜の表情を見せていた。 「ひゃは、ひゃははは……や、やっぱり、アケミちゃんはサイコーだよ……これで悲鳴を上げてくれたらもっといいのに……」 だらしない声を上げる変態男に、氷より冷たい言葉が投げつけられた。 「ちょっと……あなたも神姫マスターなら……もっと正々堂々と戦ったらどうなの!?」 ギャラリーが声のするほうに視線を向ける。 菜々子だった。 『エトランゼ』と呼ばれる凄腕のマスターが、見たこともない怒りの表情で叫んでいた。 「ずるい手ばっかり使って……相手の神姫にこんなことして……恥を知りなさい!」 「はあ?」 ところが井山は、菜々子の氷点下の言葉さえ、厚い面の皮で阻んだ。 それどころか、お楽しみを邪魔されて、不満そうだ。 「ずるい手って言ってもさあ、そんなのに引っかかる方が悪いし。 第一、正々堂々戦ったって、勝てなくちゃ意味ないじゃん。アケミちゃんを賭けてるんだしさぁ」 「な……」 「だいたい、キミになんでそんなことを言われなくちゃいけないんだよ。外野は黙ってなよ」 「わたしは……遠野くんの仲間よ」 「はははっ、仲間だって~? キミこそ、そんなこと言って恥ずかしくないの? それに仲間だからって、キミには何もできないだろ?」 「く……」 菜々子は唇を噛んだ。 確かに、彼女に今できることは何もない。 それどころか、奴を刺激すれば、ティアが危なくなる。 そんなことは分かっていた。 でも、言わずにはいられなかったのだ。 こんなのは、こんな戦いは、彼女が憧れたバトルロンドじゃない。 だが、井山は菜々子の想いをたやすく打ち砕く。 「引っ込んでなよ。じゃないと、今すぐアケミちゃんを殺しちゃうよ?」 菜々子はうつむいて、押し黙った。 ティアの意識を人質に、井山は強力なアドバンテージを得ている。 奴の言うとおり、今の菜々子にできることなど何もない。 彼女はただ、唇を噛み、拳を握りしめることしか出来ないのだ。 □ 久住さんの気持ちはよく分かるし、ありがたいと思う。 もしできるなら、俺だって、今すぐ井山の顔を殴り飛ばしてやりたい。 ティアの状況の方が、優先順位が上というだけの話だ。 俺がこうしてティアに呼びかけている間も、井山は笑いながら、俺と、ディスプレイ上のティアを見比べている。 ギャラリーはなぜか押し黙っている。 バトルロンドコーナーには、俺の呼び声と、井山の高笑いだけが響いていた。 「よし、終わったぞ」 大城が呟くように言って、モバイルPCを俺の方に向けた。 俺は画面の表示内容をチェックする。 大城に左手でOKサインを出した。 大城はにやり、と笑った。 大城のおかげで、ティアのリソースを奪っていたウィルスは削除され、セキュリティソフトが立ち上がった。 これでティアの電子頭脳が無駄な作業をすることはなくなり、AIが指示した働きを正常に行うことができる。 俺の呼びかけも、通りやすくなるかも知れない。 バトルも支障なく再開できる。 これで今やるべきことはすべてやった。 そのせいか、俺は不思議と落ち着いていた。 心は穏やかでさえあった。 俺は、遙か彼方にいるティアの心に向かって、静かに、語りかける。 「ティア……聞こえるか? お前と出会って、いろんなことがあったな。 つらいことも、たくさんあった。 それを乗り越えて、俺たちはようやくパートナーになった。 俺は今でも、本当に嬉しく思ってる。 ……俺は気づいていたよ。 お前が、前いた店の神姫たちの心配を、ずっとしていたこと。 だからこそ、お前が自分の過去に捕らわれて、自分に劣等感を抱いていることも。 お前が、昔の仲間と出会ったら、心はそちらに惹かれてしまうのかも知れない。 ずっと一緒にいたいと、思うのかも知れない。 ……それでも俺は、お前を諦めたくない。 昔の仲間と引き離しても、俺の神姫にしたい。 俺の独りよがりだって、わかってる。 でも、諦められないんだ。 ティアは、俺がやっと探しあてた、たった一人の神姫だから。 お前以外に自分の神姫なんて考えられないから。 だから、ティア。 頼むから……帰ってきてくれ」 それでも、ティアの瞳に、いまだ光は戻らない。 ◆ 美緒は遠野の背中を見つめていた。 静かで落ち着いた口調。一途な想いが胸に迫った。 でも、なんで、遠野さんの肩は小さく震えているの? 椅子の両脇におろした手は拳をきつく握りしめているの? 美緒と三人の仲間たちは、今回の事件をずっと見ていた。 エトランゼとのバトルに始まり、ゴシップ誌にティアが載ったときも、遠野が常連たちに怒りを露わにしたときも、菜々子が三強を薙ぎ倒したときも、クイーンがティアを助けた雨の日も、ティアとクイーンの技の応酬も、そして今日のバトルも。 そしてわかったのは、遠野とティアの、お互いに一途な想い。 マスターと神姫になりたい、と。 店売りの神姫であれば、オーナーがパッケージを開いてすぐに叶う、当たり前の関係。 彼らはそれをやっとの思いで掴んだ。 美緒も二人を応援していた。彼らにほんの少しでも関われたことを、誇らしく思っている。 それなのに。 卑怯で下劣な男の手によって、ティアが理不尽に奪われようとしている。 なんで? どうして遠野さんとティアは、当たり前のことさえ、許してもらえないの? そう思ったとき、美緒は理解した。 遠野が震えているのは、ティアを奪われることを恐れているからだ。 大型ディスプレイを見上げれば、敵の醜悪な神姫が、ティアの身体を触手に溺れさせている。 このままティアが負けてしまえば、彼女の心は昔の仲間と再会していたとしても、最後にはあの男の元へと連れ去られてしまう。 あれだけの苦労をしてパートナーになった神姫を失ってしまうのだ。 怖くて当たり前だ。悔しくて当然だ。 必死に耐えている、その遠野の背中を再び見た。 美緒は気がついた。 ひとつ、ふたつ、何かが床にこぼれ落ちている。 それが。 遠野の拳からしたたる、赤い血だと気がついたとき。 美緒の身体を衝動が駆け抜けた。 「ティアッ! 帰ってきなさいよ!! あなたの居場所は、ここでしょぉおっ!?」 叫びが勝手に口からほとばしった。 気がついたときには、バトルロンドのコーナーにいるすべての客が、美緒を見ていた。 菜々子も驚いた表情でこちらを見ている。 涙目になりながら、とっさに口を押さえた。 大人しいと思われている美緒が、感情にまかせて叫んでいる。 驚かれるのも当然だった。 ギャラリーの視線が痛い。 でも、叫んだ言葉は本心だった。 わたしは間違ってない。間違ってなんかいない。 だから、勇気を振り絞り、さらに言葉を紡ごうと、手を口元から降ろす。 その時。 「そうだ! 美緒の言うとおりだ! 帰って来いよ、ここに!」 「あなたのマスターも、友達も、仲間たちも! みんな待ってますよ、ティア!」 「わたしたちだって、帰ってきて欲しい! もっとお話したい、バトルもしたい……友達になって欲しいの!」 「だから、帰ってきて、ティア!!」 美緒の仲間たちが次々に言葉を投げた。 少女たちの必死の叫びを、かの男がせせら笑う。 「きゃははは! そんなの、いくら叫んだって届くわけ……」 「届く! 届くもん! 絶対に……届くんだからぁっ!!」 井山の言葉を遮って、美緒は泣きながら叫んでいた。 すると、四人の神姫たちも、ティアに声を届けようと叫び出す。 それにつられて、今度はギャラリーの神姫たちも。 大勢の声が、ティアを呼ぶ。 そして、驚いて周囲を見回していた、菜々子と大城も、遠野の座る椅子に手を回して、声を上げた。 「ティア、遠野くんを悲しませちゃダメ! 帰ってきなさい!」 「俺たちの約束を破るつもりか? もう待てねぇぞ、さっさと帰ってこい!」 ミスティと虎実も。 「いなくなられるのが、一番悲しくて迷惑だって言ったでしょ!? わたしは待ってるから!」 「アタシは約束を守ったぞ!? アンタも約束を守れよ! 帰ってきて、バトルしてくれよ、ティア!」 誰もがティアの帰還を願っていた。 誰もが、想いを届けたくて、その神姫の名を呼んだ。 しかし。 すべてを断ち切る、絶望の声。 「あ~あ、シラけるんだよねぇ。お友達ごっこはさあ」 井山の声はひどく気怠げに聞こえた。 しかし、騒がしかった周囲を抉るように響いた。 □ 俺の視線は、不機嫌そうな井山の顔を捕らえる。 お友達ごっこ、だと……? この状況で、そんなことが言えるなんて、どれだけ傲慢なんだ。 井山は俺の視線など気付きもしないで、クロコダイルに指示を出す。 「あーあ、もうつまんなくなっちゃったからさぁ、終わりにしようか。 ハンマーで、アケミちゃんの首、飛ばしちゃいなよ」 『アイアイサー』 クロコダイルは名残惜しそうに触手をほどき、後ずさる。 その後ろには、ストラーフ装備の「ジレーザ・ロケットハンマー」が転がっていた。 「やめろ……やめろよ、井山ぁっ!!」 俺は叫び出していた。 終わってしまう。 こんなところで。 俺の形相はよっぽど必死そうに歪んでいたのだろうか。 井山は嫌らしい笑みを浮かべた。 「ひゃはっ、見ているといいよ、アケミちゃんの首が飛ぶところ! それで、後悔のあまり、泣き叫んでよ! ひゃははははは!!」 クロコダイルが、ハンマーを拾い上げる。 その顔には、狂気の笑みが貼り付いている。 ティアは棒立ちになったまま、いまだに何も見てはいなかった。 「ティア、ティア! 帰ってこい! 頼むから、帰ってきてくれっ!!」 終わるのか。 こんなところで、本当に終わってしまうのか。 俺はもう、何もできないのか。 こうして、ただ空しく叫ぶことしかできないのか。 お前の走りを見ることもできないのか。 お前と笑いあうこともできないのか。 「ティア! 早く! 帰ってきてくれ! ティアッ!」 筐体のディスプレイの中。 クロコダイルがゆっくりとティアに歩み寄るのが目に入った。 ■ 思い浮かぶシルエットは、だんだんとはっきりとした輪郭を取る。 想いが形になり、像を結ぶ。 その人は…… わたしが、望む、マスターは…… □ ティアは動かない。 クロコダイルがハンマーを横に構えた。 狂気をはらんだ笑みが膨らむ。 届け、届けよ! 俺の声! 俺の想い! みんなの呼ぶ声! ティアに届いてくれ!! 頼む……!! 『グッナイ、アケミ』 クロコダイルの呟き。 ハンマーが横薙ぎに振るわれる。 ティアの頭めがけて。 「ティアアアアアアアアァァァァーーッ!!」 瞬間、時が凍った。 次へ> トップページに戻る
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ぶそしき! これから!? 第2話 『イキトウゴウ?』 2-3 「いくのだーー」 『! ヒイロ、マシンガン撃って!』 「おう!」 駆け出すチャオを見て、友大はヒイロに指示を出す。 (フィールドに出たときには、プチマスィーンズはいなかった。飛び道具も持っていそうにないから、近づかれる前に――) 「あれ?」 ヒイロが素っ頓狂な声をあげる。 撃ち放つことなく、なぜか銃をいじっている。 「隙あり~!」 「ぐぇ!?」 横っ飛びのドロップキックをまともに受け、ヒイロが吹き飛ぶ。 闘技場の石畳の上を転がる。 『ヒイロ!? どうしたの!?』 「ぅく、マシンガンが撃てない! つーか、引き金を引けない!?」 いきなり目論見が崩れた友大が自身の神姫に叫ぶ。 そんなマスターにヒイロが叫び返す。 「ふっふっふっふ、おろかなり、なのだ!」 余裕綽々な様子でチャオが指を突きつける。 ■ ■ ■ 「おっ! あれ、あれじゃないか?――」 店内の大型ディスプレイに映った映像に、とある紳士な青年(武装神姫的な意味で)が気づく。 「あれだな……。初心者が陥るあれ」 「昔、マスターもやったよねー」 「ぶはぅぁ!?」 「ど、どうしたんだ!? いきなり噴き出してぇ!」 「うわっ。黒歴史がーー」 「ああ! マスターしっかり!」 「ああ、やるよなー。あれ」 「そのせいでDIEピンチに陥りました」 「やったことある。懐かしいなー」 「わたしもー」 「マスタァ、あれ」 「ああ」 「無様だね」 「あっはっはっはーーっ!」 「どこの筐体のバトルだ? 見にいこーぜ」 「よっしゃあ!」 気づいた多くの人間や神姫がその様を見やる。 悶えるものもいれば、懐かしがるものもいる。 呆れるものもいれば、大爆笑するものもいる。 野次馬に行くものもいる。 その反応は千差万別だ。 ■ ■ ■ (ど、どうして!?) 予想もしていなかった事態に、友大は焦りを覚える。 外で大きな歓声のようなものがあがるが、ヘッドギアを着用し、かつ混乱しそうになっている友大には気づくことができない。 (あ……) 友大に向かって、対戦相手から通信が入る。 『佐伯君。ヒイロが持っている銃ってなにかのプラモのだよね?』 『う、うん、そうだけど……』 慌てる主従の様子を見て、あることを察して成行は友大に通信を送る。 「ふっ、キサマの持っている銃はただのプラスチックの塊、ただの銃の形をした鈍器にすぎないのだ!」 「な、なにぃ!?」 『神姫の武装パーツには、データチップが付いているのは知ってる?』 『うん』 友大の脳裏に、おもちゃ屋スターフィールドでのことが浮かぶ。 『チップのデータを読み込んで、その機能をバトル上で表現しているから、チップの付いていないものだと――』 『――ただその形をしただけの塊?』 『うん。そう思ってもらって良いかも。実際に撃ったりできる仕組みがあるなら、チップがなくても撃てたりするらしいんだけど』 「やーい、まぬけー」 「っ! こんにゃろー!」 『そうなんだ。ありがと成行さん。 ヒイロ! マシンガンは捨てて、ハンドアクスに持ち替え――』 「ぇ――ぎにゃあっふ!!?」 指示を出そうとした友大の声を遮るかのように、とんでもなく鈍くて重い打音と、珍妙で奇妙な悲鳴があがる。 『ちゃ、チャオーー!?』 悲鳴の主はチャオだった。 惨状に気づき、そのマスターの成行も悲鳴をあげる。 「へん、どーだ!」 (うわぁ……) その惨状を引き起こしたヒイロは得意満面な様子で腕組みをしている。 さっきまで手に持っていたマシンガン(鈍器)はすでに手にはなく、今はチャオの顔面にめり込んでいた。 ふらりと、チャオの身体がのけ反る。 ちなみに、今の一撃でチャオのライフは4割ほど削れている。 「―ーにぅぅぅぅぅあああああーーーーっっ!?」 マシンガン(鈍器)が顔から離れて落ちる。 同時にチャオがもんどりうって闘技場の石畳に崩れこみ、両手で顔を押さえて悶絶する。 「……」 ヒイロはその痛々しい様に目を背けず、しかし動かずにいる。 『し、しっかりチャオ!』 「――ぅく、ゆ、油断したのだ」 痛々しい跡が残る顔をさすりつつ、涙目で自身のマスターに応える。 「よし、バトル再開だな」 チャオの様子を見て、ヒイロがハンドアックスを構える。 『ヒイロ、待っててあげたの?』 そんなヒイロの行動に、友大がふと思いついた疑問をぶつける。 「ん~、あのままボコったら何かつまらない気がしただけだぜ」 『……そうだね』 ニッとした自身の神姫の笑みを見て、そのマスターはなんとなく納得する。 「よくもやってくれたな~。お返ししてあげるのだ!」 「やってみろよ!」 2姫が互いに構える。 『やれ! ヒイロ!』 『行って! チャオ!』 「「おう!」」 互いのマスターの指示を合図に戦闘が再開される。 「くらえ!」 ヒイロが先手を取る。手に持ったハンドアックスでチャオをカチ割りに行く。 「防御!」 チャオがすかさず左腕の防壁で受け止める。 「うにゃ!?」 予想外の衝撃とハンドアクスの刃が防壁の装甲に食い込んだことに驚愕する。 「このまま――」 押し切ろうとヒイロが力をこめる。 『! 距離を離して!』 「わ、分かったのだ!」 「――ぐぅ!?」 とっさのマスターの指示に従うために、チャオはヒイロの胴体を蹴り飛ばして距離をとる。 『ヒイロ!』 「大丈夫だぜ。こんなのダメージにも入らない!」 マスターの心配そうな声に強がる。 『チャオ! 相手の攻撃はなるべく避けて! 安全重視!』 「分かったのだ!」 マスターの指示を聞き、チャオはヒイロに飛びかかる。 「この!」 「ちょいや!」 迎撃しようとしたヒイロの一撃を横に素早く動いて回避する。 「反撃ぃ!」 斧を振り切り、体制を崩したところに左手の防壁を叩き込む。 「ぅぐ! ――くそっ!」 腹部に攻撃を受けてヒイロが呻く。 しかし、無理やり体勢を戻してハンドアクスをチャオに向かって横薙ぎに叩きつける。 「当たらないのだ~」 身を屈めてチャオは横薙ぎの一撃を回避する。 そして勢いのまま身体を回転させて、体勢を大きく崩したヒイロに足払いする。 「うぉ!?」 大きく体勢を崩していたこともあり、堪えることはできずに地に倒れ伏す。 「これもあげるのだ! オマケあたーっく!」 「ぐぁ!」 すかさず追加の一撃。 倒れたヒイロにストンピングキックを食らわせ、鈴の音を響かせる。 「こ、このやろ!」 ヒイロが跳ね起きるが、すでにチャオは離れて距離をとっている。 「へっへーん――こぅげっき、やっまもり、てんこもりぃー♪」 ヒイロが補足仕切る前に、チャオは動き回りながらジャブやローキックを叩き込んでいく。 「ちょこまかとぉ……っ!」 『チャオ! その調子で続けて!』 ヒイロの攻撃を回避し、その隙に攻撃、離脱を繰り返すチャオを成行が応援する。 (こ、このままじゃ……) 一方的になってきている展開に友大は焦りを覚える。 ヒイロは頭に血が上ったかのようにがむしゃらに攻撃し、反撃を食らい続けている。 ろくに防具を身に着けていないせいもあってか、軽い攻撃でも見る見るうちにヒイロのライフが削られていく。 (このままじゃ負ける。どうする? 何か指示? どうしたら? 武装を変える? いや、武装って言っても、ハンドアクスの他にはバズーカしか……) ぐるぐると思考が回る。 頭が混乱しそうになる。 その間もヒイロのライフは削り取られ続けている。 (指示、武装、指示、武装、指示、武装――) ヒイロの武装を見る。 今ヒイロが持っている武装は手に持っているハンドアクスと背負っているバズーカのみだ。 「武装――あ!」 友大の頭に閃きが走る。 「ヒイロ、わざとやられて距離をとって!」 ヒイロにだけ聞こえるようにして思いついた指示を出す。 「なんで!? いや、分かった!」 疑問が浮かぶが承諾する。 ヒイロ自身、このままでは負けることは理解している。 すぐに指示に従う。 「えいっ!」 「ぐぅ!」 チャオのキックを再び足に受ける。 今度は堪えることなく、そのまま勢いをつけて跳ぶように地面に転がっていく。 「逃がさないのだ!」 思わず、チャオはヒイロを追う。 『チャオ――』 『――バズーカ!』 チャオを止めようとする成行の声を遮り、友大が叫ぶ。 「ああ! 食らえ!!」 ヒイロが素早く背のバズーカを手に取り、構えてある箇所を押し込む。 「そんなの――」 弾けるような音が響きわたる。 バズーカから弾丸が射出される。 ヒイロの持っていたバズーカは元々バネ仕掛けで射出するギミック付きの物だった。 実際に撃てるものなら、データチップが付いていなくても弾を撃つことはできる。 弾はチャオに向かってまっすぐ飛び、 「――へなちょこ~」 あっさりと防がれた。 バネ仕掛けで放たれた弾丸の速度は大したことはなく、防御どころか両手で白羽取りをするかのように掴まれてしまっていた。 余裕綽々の笑みを浮かべるチャオ。 『殴って!!』 動じることなく、友大は最後まで指示を言い終える。 「応っ!!」 ヒイロがバズーカを両手で持って振りかぶる。 「にゃっ!?」 チャオが慌てて、両手で持った弾丸を捨てて構えなおそうとする。 「がら空きだぜ!!」 両手を上げていたためにあいてしまっていたチャオの横腹にめがけて、ヒイロのフルスイングが叩き込まれる。 「ふにゃあああーーっ!?」 翻る赤いマフラー。 凄まじい打音と軋み、木が砕けるような快音が仮想の空間に鳴り響く。 『ちゃ、チャオーー!?』 錐もみに吹っ飛び、天高く、高く打ち上げられるチャオに向かって成行が叫ぶ。 「これで、終わりだ!」 ヒイロがバズーカの残骸を投げ捨てる。 同時に、チャオが頭から墜ちて闘技場の石畳を砕き、一瞬突き刺さる。 「……」 わずかな静寂の後、倒立したオブジェが傾き、床に向かってゆっくりと倒れこむ。 儚く、鈴の音が鳴る。 「ぅ……にゃぁぁ……」 チャオの頭から、激突の衝撃で砕けた鉄耳装が落ちる。 力なく手足を床に投げ出し、ぐるぐると目を回しながらうめき声をあげる。 「……か、勝った?」 何時の間にか出ていた汗をぬぐい、呟く。 確認すれば、ヒイロのライフは残り1~2割程度、チャオのライフは全て失われていた。 ――WINNER HIIRO ■ ■ ■ 「にゅあ~~、負けたー! く~や~し~いのだ~~!!」 休憩所のテーブルの上で、チャオが駄々っ子のように手足をじたばたして泣き喚いている。 「あ、はぁ、はぁ……」 バトルが終わって気づいてみれば、何故か多くのギャラリーがいた。 拍手と生暖かい視線を送る彼らの前から逃げるように去り、今は力尽きて崩れるように休憩所の席で休んでいる。 「チャオ、良い子だから泣かないで。次がんばろう」 困ったように笑いながら、成行はチャオの頭をなでてなだめる。 「にゅあ~~……。もう少しで勝てると思ったのにぃ~~」 涙目で悔しそうにチャオがぼやく。 「あ、あははは……」 手のかかる妹をなだめるような成行の姿を見て、友大はイスの背にもたれたまま苦笑いする。 「マスター! マスターってば!」 そんな友大に呼びかける声が1つ。 「対戦での初勝利だぜ! やったぜマスター!」 「あっ……」 ヒイロに言われて初めて気づく。 最初の対戦では、友大達は負けてしまっていたのだ。 「うん、そうだね。おめでとうヒイロ」 「おう!」 身体を起こし、頑張ったヒイロをほめる。 成行がしているように友大はヒイロの頭をなでる。 くすぐったそうに、少し気恥ずかしそうにするヒイロを見ると、思わず顔に笑みが浮かぶ。 (弟がいたら、もしかしたらこんな感じなのかな……) ふと胸中にそんな思いが過ぎる。 一人っ子の自分では実際に感じることはないだろうがと、そんな想像をしてしまう。 「ヒイロ!」 そんな考えを打ち切るかのように、友大達に一声が浴びせかけられる。 「今回はチャオの負けだけど……、次に勝つのはチャオなのだ! しーゆーあげいん、なのだ!!」 チャオがヒイロに指を突きつけてそんなことをのたまう。 ちなみに、マスターお手製のクロースアーマーはバトル後すぐに脱いだ。 「おう、受けて立つぜ!」 そんなチャオにヒイロもニッカリ笑って応える。 「佐伯君」 神姫達の微笑ましい様子をうれしそうに見届けると、成行が友大のもとに近づく。 「負けちゃったけど、楽しいバトルだったよ」 右手を差し出す。 「あ……」 その行動は自然で、とても当たり前のことのように感じさせる。 自然と、友大の右手も差し出され、成行の手を握る。 「うん、僕も。楽しいバトルだったよ、ありがとう。またしよう」 そんな言葉が、自然と口から出ていく。 「――。ありがとう、本当に」 成行の顔にやわらかな笑みが浮かぶ。 春澄の名前の通りの、雪解けの後の晴れやかで暖かな春の空気を思わせる、そんな笑みだった。 (あははは……) 気恥ずかしさと嬉しさに、少年は少し頬を赤くそめる。 ――――To Be Continued☆ ――ヒイロの武装データが更新されました。 ウェポン:プラモマシンガン(鈍器) プラモバズーカ プラモハンドアクス ヘッド :なし ボディ :なし アーム :なし スカート:なし レッグ :なし リア :なし シールド:なし アクセ :赤いマフラー 前へ / 続く トップページ
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{Hacking!} 俺はデスクトップパソコンを操作しVIS社に自分のIDを使ってログインする。 前々から怪しい会社だと思っていた。 でも姉貴の会社だし、それにいたって会社の構造や人員内部はまともだったからな。 だから手は出さなかったが…。 あの日…アンダーグラウンドのバトルでアンジェラスが変貌したあの日をキッカケに俺は決断した。 その決断とは、アンジェラスを生み出したあの会社に何かあると感じ調べようと考えたのだ。 「ログイン完了。最初は普通に探ってみるか」 マウスは素早く動かし、俺のIDでどこまで潜れるか試す。 カチカチ…カチ……カチカチ 静寂していた地下部屋にマウスをダブルクリックする音が響く。 不必要だと思った場所はウィンドウをすぐに閉じ、すぐさま別のページにとぶ。 そんな事を繰り返してるうちに『オリジナル武装神姫』のページを見つけた。 『オリジナル』という言葉が気になる。 「開いてみるか」 ページを開こうとマウスを動かしクリックした。 <ビー、このIDはではこのページを閲覧する事は出来ません> 「………ここまでか」 機械音らしい声で拒否された。 どうやら俺のIDの権限はここまでらしい。 あんまり役にたたないなぁ。 まぁ、所詮バイトだからIDを貰えるだけまだマシか。 「そんじゃ、ヤりますか」 両手の指をパキパキと鳴らし、右手でマウスを動かし左手でキーボードを素早く操作。 そして俺はデスクトップ画面にある一つのフォルダーを開き、その中に入ってるソフトを起動させた。 「さぁ、タップリと犯してやりな」 俺の声とともに起動させたソフトはフル活動する。 このソフトは俺が作った触手型ウイルス。 一般的な大学生がウイルスなんか普通は作れない。 が、俺は作れた。 生きるため、人間、必死に物事に集中すれば何でも出来るかもしれないと、俺は思ったね。 闇一場で色々なウイルスソフトを買って、中身を調べに尽くした結果、この『触手ウイルス』を作る事が出来た。 このウイルスは単純にしてタチが悪いウイルス。 ターゲットに潜り込む前に『自分は敵じゃない』と相手のセキュリティーシステムに認識させてから潜り込む。 この敵のセキュリティーシステムにあえて自分を教え、攻撃もされず難無く潜り込むのがえげつない。 潜り込んだら凌辱ゲームとかによく出てくる触手を思いうかべてほしい。 あんな風にウネウネと動き、隅々まで増殖しデータをパクっていく。 勿論、破壊する事も出来る。 で、今回のターゲットをレイプするのはVIS社だ。 破壊が目的ではなく、あいつ等の過去を探るため。 「…早くヒットしてくれよ」 ピピピピ! パソコンについてるスピーカーが鳴りヒットした事をしらせてくれる。 早速、マウスを動かしヒットしたデータを閲覧する。 閲覧すると画面上に四つのデータが開かれた。 そろぞれのデータに『Eins』『Zwei』『Drei』『Vier』と、ドイツ語で書かれていた。 「何故ドイツ語…?…アッ!」 夢の中で見た、あの頑丈そうな鉄の扉かもしれない。 それにあの元大学生のお姉さんもドイツ語を言ってたし。 これはあくまでも俺の推測だが…もしかしたら、あいつ等の事がこの四つのデータに書かれているかも! マウスを動かしまず最初に『Eins』というデータを開く…だが。 「…またセキュリティーかよ。萎えるぜ」 しかも最初にあったセキュリティーより頑丈そうだ。 これはかなりの時間がかかりそうだ、どうせ他の三つデータも同じぐらいのセキュリティーレベルに違いない。 畜生、釈然としないが時間的に引き際だな。 いつまでも潜り込んでたら、流石のセキュリティーも不信がるはず。 なんたってVIS社の最高機密データに当たっちまったのだからな。 早々に触手ウイルスを引っ込ませ、ログアウトする。 勿論、ちゃんと足が着かないようにログも消す。 今回はここまでにしとくが、次は絶対に暴かせてもらうぜ!
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前へ 先頭ページ 次へ インターバトル5「トレーニング・デイ」 その日から、マイティとマスターの特訓が始まった。 部屋の一角に置かれた山は、現在発売されている公式装備のパッケージである。 ストラーフ、マオチャオ、ハウリンそれぞれの武装一式。そしてサイズオブザグリムリーパーに、なぜかうさぎさん仮装セットや黒ぶちメガネなど愛玩用のパーツまである。 「一応は、これで全部だな」 「オフィシャル装備の購入漏れは無いですね」 「じゃあ早速試してみよう。まずはストラーフの基本武装からだ」 「はい!」 GAアームバックパックと、サバーカ・レッグパーツを取り付け、胸にはストラーフ用のアーマーである。攻撃装備は何も武装していない、基本的なストラーフの形態だ。 「このアーマー、胸が圧迫されます……」 「試合で見たときも大きさがえらく違っていたからな。そんなものだろう」 トレーニングマシンに接続。 「マシンを使うのは久しぶりだ」 「行きます」 意識が引き込まれる感触がして、マイティはバーチャル空間へアクセス。 『シアイカイシ、フィールド・ゴーストタウン』 ほとんど瓦礫に近い建物群。 道路はえぐれていて、普通の移動が出来そうに無い。 有効な機動はなるべく実戦に近い方法で覚えるのが一番である。一人だけのテストでやった動きが試合では全然役に立たないことがざらにある。 相手は同じ装備のストラーフ。トレーニングマシンにプリセットされている動作からも、学ぶのである。 ストラーフがうさぎ跳びで、アスファルトを蹴って近づく。 『なるほどな。不整地では確かに有効な移動法だ』 マイティもそれに倣って後退、しようとした途端、 「きゃっ!?」 バランスを崩して倒れてしまう。普段より重心が上にあることに加え、接地戦闘の経験がほとんど無いのだ。無理もなかった。 近接したストラーフが、GAアームの手刀をマイティに叩き込む。 ガキンッ! 何とかGAアームを交差させ、手刀を防御。腕が新たに二個増えた感覚に、本来がアーンヴァルタイプのマイティは混乱する。 「いっ、やああ!」 アームを押し出して相手をふっ飛ばし、何とか立ち上がる。まだすこしよろめいている。 『まずはマスタースレイブフォームを心がけるんだ。自分の腕と動きを同調させろ』 マスターの指示が飛ぶ。 「了解っ」 一回ずつ、両腕で正拳突きをしてみる。自分の手の動きに合わせて、GAアームを動かす。三本目、四本目の腕が同調する感覚。これなら簡単だ。 考えてみれば足だって、ちょっと長くなった感覚がある。これを頼りに慣らせば大丈夫そうだ。 ストラーフが再び突進してくる。 マイティも突撃。 『シアイカイシ、フィールド・バトルドーム』 『次はハウリンの装備だ』 ヘッドアーマー以外を着込み、吠莱壱式を携えたマイティがドームに立っている。 上半身がほぼ固定され、動きにくいことこの上ない。防御力はあるのだろうが……。 相手も同じハウリンタイプ。 試合開始直後、砲撃戦が始まった。 横に動きながら撃ち続ける。足元もほとんど固定され、動きづらい。こんなのでどうしてあんなに早く動けるのだろう。マイティは試合におけるハウリン、マオチャオの高機動を思いだす。 『尻尾だ、マイティ。テイルパーツ』 そうか! マイティはひらめく。 さっきから腰の辺りにあった違和感の正体は尻尾だったのだ。 これでバランスをとりながら走れば、うん、いける! 打って変わってマイティの機動性がアップする。 『そのままぷちマスィーンズに指令を出してみろ』 「は、はい!」 指令は口頭命令も可能だが、主に使うのは頭で考えたことをそのまま伝達する思考指令だ。そしてアーマーの背中に一機取り付け、命令の補佐を行わせる。 「簡単で良いんで命令出してくださいな。ワタシがかいつまんで伝えます」 プチマスィーン壱号がその役を担う。 (散開し全方向から時間差攻撃) すると弐号から伍号の実働部隊四機がパッと散開。相手のハウリンに対してそれぞれ攻撃を始める。 マイティはその場で援護射撃。だが誤って自分のマスィーンの一体を撃ってしまう。 「味方撃ってどないするんですか!?」 「ご、ごめんなさい」 使役AIに叱られる主人。 マスターは頭を抱える。 『シアイカイシ、フィールド・チカチュウシャジョウ』 マオチャオ装備も近接特化であること以外は同じようなものだったが、ハウリン以上にぷちマスィーンズの扱いが面倒だった。 要するに各々自分勝手に動き回り、なかなか命令を聞こうとしないのだ。 「にゃにゃー」 「みゃあ~」 「なーおうぅ」 「ふーっ、しゃーっ」 以前からマイティと一緒にいたおかげで真面目になったシロにゃんも、アーマーの背中で途方に暮れている。 「世界中のマオチャオで、同じような僕たちが苦労してるんでしょうね……」 本来ならばボクにゃんあたりの役目である。 「もーう、ちゃんと命令聞きなさーい!」 あとで分かったことだが、マオチャオのぷちマスィーンズは自分勝手にやらせるのがセオリーのようだった。それぞれの性格を汲み取って、その穴を埋めながら戦うのだ。 一見同じように見えるハウリンとマオチャオ。しかしその性格は戦闘方法以外も、ほぼ真逆といえるほどに違っていたのである。 ◆ ◆ ◆ もう二人とも、「固執」と言われた意味を十分に分かっていた。 「おや、いらっしゃい。久しぶりですね」 ホビーショップ・エルゴの入り口を、数週間ぶりにまたぐ。 「あなたあての待ち人、来てますよ」 「分かってる」 マスターは対戦スペースのある二階への階段を上がる。 「来たわ、お姉さま」 メガネをかけたストラーフ、クエンティンが自らのオーナーへ伝える。 「いい顔になったわね」 クエンティンのオーナーの女性、夢卯理音(ゆめう りね)はマスターに言った。すこしやつれた、黒髪の女性だった。自分の神姫と同じようにメガネをかけている。 「やはり君だったか」 「え? え?」 突然のマスターの言葉に、二人の顔を見比べるマイティ。 「特殊装備は使いこなせるようになったかしら?」 「使いこなす必要はないさ」 「?」 マスターは公式武装が全て入ったキャリングケースを見せた。 「こいつが俺のスタンスだからな」 「あくまで頑固をつらぬくわけね。そういうところ、好きよ。でも、それじゃあ私のクエンティンには勝てない」 「それは試合をしてから言ってもらおう」 「いいわ。やりましょう」 「???」 マイティは頭にクエスチョンマークを浮かべたまま。 二人はオーナーブースへそれぞれ入ってゆく。 つづく 前へ 先頭ページ 次へ
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武装神姫 BATTLE COMMUNICATION@wikiへようこそ
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ルール 入店ごとに神姫ポイント1000が必要(初回除く) 勝つと負けた相手からパーツを奪うことが出来る(負けると逆にパーツを没収される) 奪われた武装で未入荷のものは各ショップに入荷される。 退店せずにバトルを繰り返すことで新たな対戦相手が出現する(店を出るとリセットされる) 通常のマップと異なる部分がある(砂漠は風が吹いて流される。廃墟は霧が発生して視界が悪化) 制限時間:300秒 ルール:シングルマッチ マスター 神姫 マップ ドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 美馬坂真尋 ドナ 砂漠 RG8レールガンしましまテイル+BKココレット+IRリコーダー+IR 最初から クリア後再戦不可一部神姫はゲームセンター対戦時とは異なり専用台詞を言う 八月十五日 ジンジャー 廃墟 つれてけご主人様+BKセブンエッジ+IRトンファー+IRアイゼンイーゲル黒+SK 最初から 旧暦8月15日は中秋の名月。クリア後再戦不可 グレーテル ヘンゼル 砂漠 ヴァンダーフォルケ+BKスティレット+IRフルストゥ・クレイン+IRジークムント 最初から 童話「ヘンゼルとグレーテル」から。クリア後再戦不可 真紅女帝総長 沙耶香 砂漠 ビーハイブトゥインクルバトン+IRエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する 犬養創 ヤマト 廃墟 アイゼンイーゲル銀+IRヘルゲートブラスターヴァルナー・テイル+BK 二勝する 神撰組局長 コテツ 砂漠 MSR22スナイパー+IRアイゼンイーゲル黒+CGFB 1.2mm滑腔砲 三勝する 趙飛燕 夏姫 廃墟 日輪光背+BK偃月刀+IR偃月刀+msくろがねのドリル+IR 四勝する 愛猫党党首 ターニャ 砂漠 E=フローター+BK研爪スタンロッド+IR手榴弾+IR 五勝する 左藤楓 メープル 廃墟 M49ショットガン黒+IR-9サブマシンガングラスパピヨン+BKBKピストル+IR 六勝する スキュラ 殺姫 廃墟 FL15バトルスタッフローク+IRシュラム・RGランチャー+IRLS7レーザーソード F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。2戦目に勝つと「どうしてこうなった…どうしてこうなったあああああ!」元ネタはあるゲーム実況動画でのアクシデントから。 ソロモン セーレ 砂漠 手榴弾+msLC3レーザーライフル+IR銀のスプーン+IRブリューナク+ms F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。ソロモン72柱の悪魔「セーレ」から 馬取理沙 エリザベート 砂漠 フルストゥ・クレインカットラス+IRジャマダハル+IRM49ショットガン銀+CR F1出場権獲得バトル終了後の葉月とのイベント後 4凶。吸血鬼伝説のモデルになったハンガリーの貴族エリザベート・バートリーから。使用する斧「デクレサント」はDLC限定で、倒しても入荷されないので注意 伊庭寛二 13号(14号) 廃墟 シュトゥルムウントドランクフルストゥ・グフロートゥ+IRA・ホーク+IRミョルニルハンマー 自宅に帰る途中でのリリスのイベントを見ると登場 4凶。みぎぃ。初戦時(戦闘前・戦闘後)再戦時(戦闘前・戦闘後)に神姫個別台詞有り 小早川千歳 リリス 廃墟 エアロヴァジュラ+ms 4凶撃破後 再戦不可 4凶メンバー及びヴァルハラ初期メンバーは全員クリア後再戦不可。ライバルデータで「S」をとるならばヴァルハライベントを終わらせる前に取っておこう。 F1優勝後 敵の武装が大幅に強化 各神姫のイベントクリア後、該当神姫のイベントで戦闘したマスターが追加される。ただし、一部のマスターは追加されない。 本編クリア後、対戦相手に竹姫葉月、ガイア、小早川千歳、閃光魔女、痴豚、給料シーフが追加 一部の敵からカスタム装備のGRとLB、+ASを賞品として入手可能 (本人は装備していないので何がもらえるかは現在調査中。追記される方はショップに追加されたものではなく、相手からドロップした現物装備のみを記載お願いします) マスター 神姫 GR・LB・AS(レア?、2種?) その他のドロップ 出現条件 元ネタとか攻略情報とか 定岡千鶴 美礼 アキナス+AS イゾルデ+KRタートルシェル+MSヴァルナー・テイル+RD(RA)ヘリッシュクレイドル 一勝する 橋田義一 エムアール レサート・ロッドシステム+AS ガンアックス+CGフローラルシールドピンク+RDヴォーバン+BK(RA)フラッシングブレード 一勝する 時速30km 和津香 ヴォーバン+AS カイトシールド+BKレディアントアーマー黒+BKD.o.r+MS(RA)プレゼント・フォー・ユー! 二勝する 新渡戸総一 セイラ (粒)ヴィヴィアン+AS (鎚)ガンハンマー+MS(槍)ゴスロリパラソル+BK(腰)レザーパンツ+RD(RA)ウェパルアサルト 青山遊馬 かさぎ イゾルデ+AS ゴスロリパラソル+CRブーメラン+AQレザーブーツ黒+RD 熊澤晶 零 ? KT36D1ドッグテイル+MSスパイダーシェル+BKレディアントリア黒 武装神姫ZEROの主人公とそのパートナー 熊澤晶(クリア後) 零 シュラム・RGランチャー+AS タートルシェル+CGLGパピオン+MSヴイードラシューズパーツ+MS 下部惟平 ルーミ (狙)LC5レーザーライフル+LB (粒)サラ・ヴァティーヌ+ms(背)鋼の翼+BK 二勝する しもべ・いへい 白い悪魔と呼ばれた狙撃兵、シモ・ヘイヘの事か 下部惟平(クリア後) ルーミ トリストラム+AS (ミ)SLUM-ハイマニューバ+GCOSA111 Aスポイラー+MSRUシンペタラス+MS 二勝する 四朗 菊姫 アルヴォPDW11+LB 脚甲・駒駆+MSクラウ・ソナス+CG 三勝する 「模型技術が高い」「オリジナル武装を制作」「パテ盛り」などから推察するにモデルはプラレス3四郎ではなくプラモ狂四郎の主人公:京田四郎の方か 四朗(クリア後) 菊姫 アルヴォPDW11EXT+LBエレイン+AS ヴァンダーフォルケ+BKヂェリカン Coolant+MS 三勝する シーフ嫁 スリンキー アルヴォLP4ハンドガン+LB イゾルデFL017リア+グリーヴァ+MS 一勝する 給料シーフの嫁 シーフ嫁(クリア後) スリンキー (鎚)ガンハンマー+AS (楽)トリストラム+FN(背)つれてけご主人様+BK(背)ヴァンダーフォルケ 一勝する 神崎小太郎 ミホリン (脚)着陸脚"鶴林"+EX (背)しましまテイル+BK(背)FL017リア+クリウーフ+MS(腕)OB:スピネル エストリル 日向夏子 瞬 ? (爆)アグネヤストラ+CR(背)E=フローター+BK(脚)ニーソックス+RD エストリル アブソリュート ダブルゼロ リボンベルト+EX ツインソウブレード+CRヴァルナー・テイル+BKローファー黒+RD ジルリバーズ 鍋島祥子 ロミロミ ? オルフェウス+FNレザーブーツ赤+RDエアリアルランドセル+BK ジルリバーズ 啓太 キウイ ? (斧)プリシニア・ルンカ+MT(背)ターボファンウイング+BK(盾)FL012ガードシールド+KR ツガル ライオンマスク ディアナ ? アグネヤストラ+SKゴスロリトップス+RD着陸脚"鶴林"+BK ツガル ヘルマスク メドゥーサ ? ニニアン+MSつれてけご主人様FL013ガードシールド+KR ツガル 小笠原紗智子 レベッカ ? (Gt)アリサノス02スパイクアーマーE=フローター+RD イーアネイラ 南条アキラ ミツコ ? (ビ)スパイダーシェル+BK(ア)ヂェリカン:Nitro+MS(ア)レザーアーマーショルダー+RD エウクランテ 甲斐作造 ルーン ? (投)ヤタガラス(槍)ライデン・トライハスタ+SK(体)レイディアントアーマー白+RD エウクランテ 丸の内角男 スィン ? アイゼンイーゲル銀P・A・R ショットガン+CRモーニングスター+ms ゼルノグラード 鏡ウグイス パル ? 旋牙ディーカヤ・コーシカRG8レールガン+SK ゼルノグラード 金剛拳司 レアン ? エレキベース棘輪+SKLS7レーザーソード イーダ 宅内軍司 キャノ ? M49ショットガン銀P・A・R ショットガン+MTM49ショットガン銀+SK イーダ 蛇島恒夫 エント ? (ミ)ビーハイヴ+CG(ミ)カッツバルゲル+SK(槍)聖槍"ロンギヌス"+ms アーク 薄井陰蔵 クロ ? (斧)FL015バトルスタッフ(Bz)吠莱壱式+GC(狙)OS-35 AライフルEx+SK アーク 貫目百男 ニーヴァ ? モーニングスター+msスティンガー手榴弾+ms アーク 神田ヒロシ シノブ ? コート コーシカジャンシャーヌビームジッテ アーク 長富小庵斎 カーティン (腰)リボンベルト+OG (Bz)シュトルムウントドラング(狙)OS-36 AカービンEx+SK(小)ブラオシュテルン ハウリン 霧崎メルヒオット スィーフ ? フルストゥ・クレインジャンシャーヌ+SKOS-35 AライフルEx+SK マオチャオ 波多野奨 イーヴィル ? アルヴォPDW9+SKモデルPHCヴズルイフモデルPHCヴズルイフ+SK ストラーフ 小山田愛佳 ロッテンマイヤー ? (棒)スタンロッド(ド)D.o.r(狙)OS-36 AカービンEx+SK アルトアイネス 藤島哲次 ニキータ ? チャクラムジレーザ・ロケットハンマーP・A・R ショットガン+CR アルトレーネ 吾妻拓海 綺羅燐 ? 聖槍"ロンギヌス"Zel ガトリングキャノン+MTカッツバルゲル+SK フブキ 永山早苗 リッキィ ? P・A・R ショットガン+SKM4ライトセイバー+msディスインテグレーター+ms アーンヴァル 大木戸甚平 たま子 ? カッツバルゲル+SKGEモデルR G8レールガンM4ライトセイバー+ms ガイア ハーデス ヘルゲートブラスター+GROS-35 AライフルEx+GR ビームジッテP・A・R ショットガン+GC クリア後十勝する 閃光魔女 シャイナ アイゼンイーゲル銀+GR聖槍"ロンギヌス"+GR フルストゥ・クレイン+SKアイアングローブ クリア後九勝する 竹姫葉月 アルテミス -9サブマシンガン+GRナヴァグラハ+GR RG8レールガン+SKOS-35 AライフルEx+SK クリア後十勝する 陰陽熊 ファム (HG)アルヴォPDW11+GR(楽)エレキギター+GR (双)アングルブレード(Lc)LC3レーザーライフル+SK(RA)シザース・ガリアス・ドミニオール 九勝する 九頭龍 ルル (ド)旋牙+GR(散)P・A・R ショットガン+GR(槍)ミストルテイン+AS (槍)ミストルテイン+ms(大)エアロヴァジュラ+ms 九勝する ういろー ナナ アルヴォLP4ハンドガン+LBシュトルムウントドラング+GRアグネヤストラ+AS ダブルブレード鋼+msZelガトリングキャノン+MT 八勝する 埴場怜太 クラリス (散)M49ショットガン銀+GR(MG)アルヴォPDW9+LB(Gt)Zel ガトリングキャノン+AS (HG)OS-36 Aカービン(小)M4ライトセイバー+ms 八勝する 山県みちる 薫 (Lc)LC3レーザーライフル+LB(小)M8ライトセイバー+GR(狙)グロブス+AS (大)ジークフリート+ms(爆)手榴弾+MT(RA)ゲイルスケイグル 八勝する 麻呂 雛鶴 (双)フルストゥ・グフロートゥ+LB(Lc)スティンガー+GR(散)ゲッシュ+AS (投)大手裏剣"白詰草"(ミ)ビーハイヴ+SK 八勝する 兜茂 ユリコ アングルブレード+LBLC5レーザーライフル+GRグラム+AS ナヴァグラハM49ショットガン銀+SK 八勝する 音黒野美子 クロミ (HG)モデルPHCヴズルイフ+LB(HG)アルヴォLP4ハンドガン+GR(DB)WA666アマラジェーニ+AS (鎚)モーニングスター+ms(拳)アイアングローブ 八勝する 武本哲 チェリー (Bz)シュラム・RGランチャー+LB(投)チャクラム+GR (斧)グリムリーパー(Gt)Zel ガトリングキャノン+MT(RA)バレットカーニバル 七勝する 赤城春菜 麗音 (大)ラムダオ+GR(投)棘輪+LB (小)忍者刀"風花"(投)棘輪+SK 七勝する 笠嶋京香 あざみ コート コーシカ+GR研爪+LBアグネヤストラ+AS アルヴォPDW11+SK三七式一号二耗機関砲+SK(RA)ジャーヴァル・クルイク 七勝する 山中日向 葵 (拳)防壁+LB(ミ)ビーハイヴ+GR(斧)ガンアックス+AS (ミ)ビーハイヴ+MT(投)ディーカヤコーシカ(RA)ロードファイター 七勝する ドグラ・モゲラ 菊花 フォールディングナイフ+LBミョルニルハンマー+GR飛苦無"蓮華草"+AS アルヴォPDW11+SKダブルレイブレード+ms 七勝する 嶋渓フミカ エイル OS-35 Aライフル+LBダブルブレード鋼+GRサラ・ヴァティーヌ+AS LS7レーザーソードコート コーシカ+MT 六勝する 『武装神姫2036』の登場人物とそのパートナー。名前はデザイナーの島田フミカネ氏が由来。 痴豚 ミランダ アイアングローブ+GROS-35 AライフルEx+LB M49ショットガン黒+SKアルヴォPDW11+SK(RA)スリルドライブ クリア後六勝する 得川義文 葛葉 エアロヴァジュラ+LB手榴弾+GRゲッシュ+AS ブリューナク+msディスインテグレーター+ms 六勝する 偉吹玲人 まお グリムリーパー+GROS-36 Aカービン+LBタートルシェル+AS 吠莱壱式+SKD.o.r(RA)スーパーねこ乱舞 六勝する 『武装神姫2036』の主人公とそのマスター。名前の由来はデザイナーであり、『武装神姫2036』の作者でもあるBLADE氏から。 練馬大将軍 ミュー ハンド・パイルドライバ+GROS-36 AカービンEx+LBZel ガトリングキャノン+AS M4ライトセイバー+msM49ショットガン銀+CR 六勝する 真田有希那 キリカゼ ブラオシュテルン+LBビームジッテ+GR忍者鎌"散梅"+AS バトルアックス+msLC5レーザーライフル 五勝する 給料シーフ シルファ M8ライトセイバー+LBローク+LBグラム+AS OS-35 AライフルExジークリンデ+ms クリア後五勝する ケンプ 黒姫 (HG)アルヴォPDW11+LB(MG)アルヴォPDW9+AS (爆)手榴弾+SK(爆)手榴弾+MT(拳)トンファー+MT 五勝する 豪徳寺みか まりぃ (狙)LC5レーザーライフル+LB(投)飛苦無"蓮華草"+LB (楽)エレキギター(小)ブラオシュテルン 五勝する 立花茂 銀千代 (小)忍者鎌"散梅"+LB(ビ)リリアーヌ+LB(HG)EVFガン+AS (鎚)ミョルニルハンマー(小)ブラオシュテルン(RA)ドッグサーカス 五勝する 百武健心 百花 ココレット+LB リリアーヌコート コーシカ+MTモデルPHCヴズルイフ+SK 四勝する チョコレッタ・G アンネ ニンブス+AS ロッターシュテルンビーハイヴ+SKディーカヤコーシカ 四勝する 南部蒼太 フレンダー ディーカヤコーシカ+LB トゥインクルバトン+msミストルテイン+ms 四勝する 鍋島樹里 みおん ? -9サブマシンガンLS7レーザーソード+MTブラオシュテルン(RA)ATK 斧 四勝する 双蜂 ベル ? ロークドラゴンキャノン+SKアルヴォPDW9+SK 四勝する 津軽冬至 雪華 ? ディーカヤコーシカアイゼンイーゲル黒+SK大手裏剣"白詰草"+MT 三勝する 春夏冬 あきな ? (槍)偃月刀+ms(狙)Zel L・R/Sライフル+MT(Bz)シュラム・RGランチャー+SK 三勝する 猪苗代孝実 ふゆなぎ ? グリーフエングレイバーRG8レールガン+SKシュラム・RGランチャー+SK 三勝する 吉川素子 アローズ ? レイディアントリア黒(リア)M8ダブルライトセイバー+msZel L・R/Sライフル+SK 三勝する ダリル・ブレナン ドロシー ? ビーハイヴ+CR手榴弾+MTカッツバルゲル+SK 三勝する 軍曹 三等兵 ? アイアングローブ旋牙+msくろがねのドリル+ms(RA)ATK:楽器 ニ勝する 犬童太 ハナ ? ヘルゲートブラスタージークリンデ+MT手榴弾+CR ニ勝する シルバー・クレイ マリー ? 研爪スーパーシルバーストーン+MTOS-36 AカービンEx+SK(RA)一刀両断・白 ニ勝する 足利崇文 紅葉 ? ビーハイヴジレーザ・ロケットハンマー+msM4ライトセイバー+ms ニ勝する 赤橋瞳子 ハヤテ ? バトルアックス十手+msジレーザ・ロケットハンマー ニ勝する 山中美幸 ライラ 着陸脚"鶴林"+OG M8ライトセイバーFB アルファ・ピストル+SKP・A・R ショットガン+CR 一勝する 柏葉剣 ルーデル ? ハンド・パイルドライバアイゼンイーゲル黒+CGOS-36 AカービンEx+SK 一勝する 三毛屋ベンガル コモモ (腰)リボンベルト (HG)アルヴォLP4ハンドガン(Lc)シルバーストーン+SK(ミ)カッツバルゲル+SK 一勝する 柿崎静馬 ナギ アイアングローブ+AS ジャンシャーヌアイアングローブジークムント+ms 小早川千歳 リリス (Gt)ドラゴンキャノン+GR(小)M4ライトセイバー+LB (Lc)ジャンシャーヌ(Lc)ジャンシャーヌ+SK(Gt)ドラゴンキャノン+SK(RA)一刀両断・黒 クリア後九勝する 戦闘前の神姫の台詞がヴァルハラ一回目千歳初戦のものになる何度戦っても初戦と同じ台詞が聞ける 柴田勝 プルミエ ダーインスレイヴ+AS "シェルブレイク"PB+ms忍者刀"風花"+msOS-35 AライフルEx+SK 左藤楓 メープル - グラスパピヨン+BK(リア)-9サブマシンガンM49ショットガン黒+IRBKピストル+IR 六勝する 猫愛党党首 ターニャ - E=フローター+BK(リア)手榴弾+IRスタンロッド+IR研爪 五勝する 趙飛燕 夏姫 - (槍)偃月刀+IR(ド)くろがねのドリル+IR(槍)偃月刀+ms(背)日輪光背+BK 四勝する 神選組局長 コテツ ? MSR22スナイパー+IRFB 1.2mm滑腔砲アイゼンイーゲル黒+CG 三勝する 犬養創 ヤマト ? (Gt)アイゼンイーゲル銀+IR(背)ヴァルナー・テイル+BK(MG)ヘルゲートブラスター頭甲・咆皇+GC ニ勝する 真紅女帝総長 沙耶香 ? トゥインクルバトン+IRビーハイブエアリアルランドセル+BKJLスナイパーライフル 一勝する
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優柔不断な短編集 書いた人 優柔不断な人(仮) キャストオフ! ※騎士子シリーズとは何の関係もありません 「ねーマスタ、「きゃすとおふ」ってなに?」 PCを眺めていた猫型神姫-ティファニーが俺に聞いてきた。 「ああ、ず~っと昔に仮面ナントカって番組があって、その主人公達が使った技らしい。 重たい鎧を投げ捨てて凄い速さでバトルしたとか」 「ふ~ん、そうなんだ~。あ、ひょっとしたらフランちゃんもそういうのできるんじゃない?」 不意に話を振られた騎士型神姫-フランが答える。 「確かに重たい鎧を捨てれば速く動く事ができるだろう。だがそれで目にも留まらぬ速さで動ける訳ではないし、 防御力低下のデメリットの方が大きいと思う。」 「なーんだ、残念。…あれ?なんだろ、この「キャストオフ可」ってのは?」 PCをいじっていたティファニーがそのリンクをクリックしようとする。その時俺はもう一つの意味を思い出す。 「まてティファニー!クリックするんじゃない!」 「え?」 カチリ 無情に響くクリック音。 そして画面に映し出されたのは鎧を周りに飛ばしながら全裸になってゆくサイフォスの姿であった。 「…」 「…」 「…」 固まる俺達。 「…マスター…」 声を震わせてフランが呟く。もしかして怒っていらっしゃる? 「ああ、いや…これはその…」 俺が悪いわけじゃないよなぁと思いつつ、なんとかこの場を取り繕おうと思考を巡らせる。 1・ナイスアイデアが閃き危機を脱出する。 2・助っ人が現れピンチを切り抜ける 3・無理。現実は非情である 1は思い付くならとっくに思い付く。2はティファニーが他のリンクを見てうわ~とか言い出してるし、そもそもこういう場面では役に立たん。 ダメだ、人間諦めが感じだ、と腹をくくったところでフランの方を向く。 「あの…マスターは、こういうのが好きなのでしょうか?言って下されば私も…」 正解は4でした。 「あ~、ずるい~!ティファニーもやる~!」 って二人ともなんで武装を付けてますか。 …てなわけでなぜか二人のキャストオフするところを鑑賞する事に。 「じゃあいくよ~」「いきます」 「あ、はい、どうぞ」 といった後、俺は本来のキャストオフを思い出す。 「あ、ちょっとま…」 「「キャストオフ」」 「ごふっ!」 勢い良く飛んできた二人の鎧は俺を直撃した。 「あ…」「きゃ~マスター!」 呆然とするティファニーと悲鳴を上げるフラン。 そんな二人に俺は言った。 「コレ…実戦で使えるかもな…ガクリ」 キャストオフ!2 ※上のキャラや騎士子シリーズとは全く関係ありません マスターが付属装備に手を加えたというのでテストを兼ねてのフリー対戦をするために神姫センターへと来た。 「ほい、これがパワーアップした鎧だ」 「え?今までのと変わらないようですが?」 「見た目は一緒だがイザというときに役立つような仕掛けを施してある」 「それはどのような仕掛けでしょうか?」 「それは使ってからのお楽しみってことで。ほら、そろそろエントリーの時間だぞ。」 マスターに急かされ、急いで武装する。今回はコルヌとベック、そして改良されたという軽装アーマーという装備だ。 相手はデフォ装備のストラーフ。ハンドガンはともかく、グレネードには気を付けねば… バトルスタート。フィールドはゴーストタウンか。さて相手は… いた。少し離れたビルの上から既にグレネードを構えてこっちを狙ってる! 反射的に右へと飛ぶ。同時に爆発。さっきまで居たところにグレネードが着弾した。 すぐさまベックを構え、相手に向かって発射。 ガスッ! 第二射を発射しようとしてた相手に命中、こちらが撃ってくるとは思わなかったのだろうか? 「あらあら、グレネードが壊れてしまいましたわ。こまりましたね。」 全然困っているとは思えない口調で相手が言った。本体には当たらなかったか、残念だ。 まぁ元々当たるとは思わなかったし、相手の驚異を取り除けただけでもラッキーだ。 次を発射すべくベックの巻き上げにかかる。と、その時。 「しかたありませんね、よいしょっと」 ブオン! 不意に相手がビルの上から消えた、いや、跳んだのだ。 上か!剣を抜いているヒマは無い。急ぎベックを上に構え、攻撃に備える。 ギィン! かろうじて相手の一撃を耐える。だがこのままではサブアームから追撃を受けることになる。 「おりゃあ!」 気合一発、相手を押し返し距離を取る。使い物にならなくなったベックを捨て、コルヌを構える。 「あらあら、女の子が『おりゃあ』だなんてはしたないですよ。もっとおしとやかにしてないとマスターさんに嫌われますわよ。」 「いきなりグレネードを撃ってくるのがおしとやかなんですか?」 「それはそれ、これはこれです。私が優雅な戦闘と言う物を教えてあげますわ。」 「…戦闘に優雅も何もあるのか?」 「勿論ですわ。…では、いきます」 両手にフルストゥ・グフロートゥを構え、襲いかかってくる。言うだけあってかなりの腕前だ。しかも向こうは2本、こちらは1本、防戦一方だ。 「スキあり、えいっ!」 …4本だった。不意にサブアームから攻撃され、吹っ飛ばされる。その拍子に剣も飛ばされてしまった 「あらあら勝負あり、ですか。もうちょっと楽しませていただけるかと思ったのですが。」 その時マスターから通信が入る。 「落ち着け、こんな時の為の仕掛けだ。次に相手が近づいてきたときに使え。」 それを聞いた私は拳を握り、ファイティングポーズを取る。 「あらあら、まだやる気ですか。諦めない事はいいことですが、もう少し現実を見た方がよろしいのでは?」 「あきらめは悪い方でしてね、誰かさんに似て。」 「そうですか。では、教えてあげますよ。…現実を!」 2本の剣とサブアームを掲げ襲いかかってくる!あと10…5…今だ! 「キャストオフ!」 瞬間、私の鎧がはじけ飛ぶ。 「んなっ!」 鎧のパーツが次々に相手へと命中する。 「ぐはっ!」 カランカラン。腕にも当たったのか武器を落としたようだ。すぐさまそれを拾い上げる。 「お嬢さん、落とし物です…よっ!」 ザシュッ! フルストゥ・グフロートゥが持ち主の胸に突き刺さる。 「そんな…まさか…」 「諦めたらそこで終わり、ですよ。」 「いえ…女の子が自ら脱ぐだなんて、はしたな…い…ですよ…」 「…え?」 そうだ、マスターが施したという仕掛けは鎧を飛ばす物だった そしてアップでモニターに映し出された私の姿は… 「きゃ~~~~!」 いくらインナースーツとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。 『勝者、騎士子!』 マスター、このお返しはきっとしますよ~ 五弾対策会議 その1 犬子「あの子、胸大きいですね」 猫子「うらやましいにゃー」 黒子「ふん、でかけりゃいいってもんじゃないわよ!…たぶん」 白子「私もあのくらいあればマスターと…」 魚子「あの…あんまり見ないで下さい…恥ずかしいです…」 騎士子「あ、逃げた」 武士子「いくら同姓とはいえあからさまにジロジロと見入るのは関心しないでござる」 一同「は~い」 魚子「言えない、この胸がオプションパーツだなんて言えない…」 その2 犬子「あの子の胸は小さいですね…?」ボソボソ 猫子「ちょっとかわいそうだにゃー」ボソボソ 黒子「「ふっ、勝った」ボソボソ 白子「しかし、世の中には小さい方が好みという殿方もいるとか。まさかマスターも…」ボソボソ 鳥子「あれ?先輩方、なにを話していらっしゃるのです?」 白子「いや、鳥子さんの装備カッコイイですねって」 鳥子「そうなんですよ、私もとっても気に入ってるんですが…っとさすがにちょっと苦しいですね。ちょっと待っててくださいね」 カチリ…ボイン! 鳥子「ふぅ、苦しかった」 一同「って胸でかー!」 その3 「なんなよの~これ~~!」 「どうしたのですか、お姉さま?」 某掲示板を見て素っ頓狂な声を出した来月発売予定の花型MMS「ジルダリア」(以下花子)に対し、 同発売予定の種型MMS「ジュビジー」(以下種子)が訊ねた。 「どうしたもこうしたもないわよ!コレみてよコレ!」 と言われ種子はモニターを覗き込んだ。 「これは…第五弾?もう発表されたのですか。でも私たちも随分前から発表はされてましたよ?それほど驚くことでは…」 「問題はそこじゃないわよ!なんなのよ、この反応は!」 そういってスレッドの方に目を移す。 『魚子エロすぎ』 『けしからん乳だ』 『魚子は俺の嫁』 『魚子タンハァハァ…ウッ!』 「…なんか凄い書かれようですね」 「なんてことなの!本来なら発売まであと一ヶ月に迫った私の美貌を待ちこがれるスレで埋め尽くされてるはずなのに!」 「いや、いきなりの新情報ですし…」 「しかもちょっと前まで『下乳ハァハァ』とか『花子エロすぎ』言ってたのにこの態度の変わりようは一体なんなの?」 「いや、それもどうかと…」 「やっぱり胸なの?下乳出すだけじゃダメだっての?こうなったら開発の連中に言って私も巨乳化、ついでに全乳に…」 「やめてくださいお姉さま!発売中止になります!」 「止めるな種子!どうしてもというなら私を倒して止めなさい!」 「解りましたお姉さま」 ごちん! 「きゅぅ~~~」 種子の活躍で今日も平和は守られた! だがまたいつ危機が訪れるかわからない。 戦え種子!真の平和が訪れるその日まで! 「勝手に終わるな~~!」 兎子の事情 「ただいまー」 誰もいない部屋に向かって話しかける俺 …いや、居ない訳じゃない。そこには身長15㎝程の同居人が居る 武装神姫。心と感情を持った、俺の大切なパートナー 「おかえりなさい、マスター」 そう。部屋にはヴァッフェバニー型MMSの兎子(仮名)がいる 今まで素体が無くて、適当なボディを付けていたのだが、このほどようやく単体で発売され、本来の姿へとなることが出来た 「兎子、調子はどう…だ?」 兎子を見てビックリする なぜなら彼女はMMS素体ではなく、今まで使ってた仮ボディ(プラ○ス3四郎のジュ○ター)に戻っていたからだった 「どうした兎子!素体の調子が悪かったのか?」 ちくしょうコン○イめ!さんざん延期しておいて、不良品をよこしやがったか! 「いえ、そうじゃないんです…」 「え?じゃあ一体…?」 「ダメなんです…」 「ダメって…何が…?」 「ダメなんです…私…もう普通のボディじゃダメなんです…」 なんてことだ… ずっと普通のMMSボディを貰えなかった彼女は、様々なボディを付けさせられてきた その結果、普通のボディじゃ満足出来ない体?になってしまっていたのだった 「すまない、兎子…俺が不甲斐ないばかりに…」 「私こそ、こんな変な神姫で…申し訳ありません…」 「だが安心しろ兎子!俺はそんなお前が大好きだ!」 「マ、マスター…」 ひしっ! 抱き合う二人 「…でも、アレの時はMMS素体になってね」 「いやん、マスターのえっち」 終わる
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概要 AIタッグバトルのルール、仕様、相違点 作戦について 編成のススメ スキルのススメ 神姫とコミュニケーション 概要 シーズン2で実装された新しいバトルモードでかつてのバトルロンドの様に 神姫達AI任せで自動的にバトルが繰り広げられ、勝敗を決める。 流れとしては 4人の候補から相方選択⇔作戦選択・出撃順変更→バトル となる。 マスターは事前の装備、AI調整の他に相方選択、作戦選択、出撃順変更が終われば バトルの行く末を眺めることしかできないので皆の勝利を祈ろう。 戦績保存等は無く、勝敗に関わらずSKPが10貰える。 このページでは勝敗に関わる様々な要素が記載されますが それらを実行するのはあくまでAI(神姫達)ですので参考にしても思いどおりにならない事が多々あります。 負けても愛娘達を責めたりせず、次のバトルへ向けて気持ちを切り替えて調整しましょう AIタッグバトルのルール、仕様、相違点 バトルは2VS2のチーム戦。総合コスト10を神姫を倒して削りあい、0にすれば勝ち。 消費するコストはカード等で表示される通りUR=4 SR=3 R=2 N=1 昨今のガンダムVSシリーズの様に再出撃でコストが足りずに弱体化はしない ジェムは一切関わらない 時間切れの場合、残コストが多いチームが勝ち。 バトルは完全にAI任せ。マスターは一切神姫を操作できない。 ジェムバトルと異なりスキル発動もターゲット変更もできない バトル時間は120秒(2分)。40秒毎に作戦が切り替わる。 ラスト40秒は自動的にスキルゲージが上昇する 再出撃に必要な時間はスキル上昇量に比例して増減する。 神姫が動くアクティブスキル(全員気絶、耐久回復等も含む)発動中は、すべての神姫が棒立ちになる。 発動中はターゲット変更しない レイドにある集中狙いによる与ダメアップ、ジェム回収による救援は無し。 回復武器を味方に当てればレイド同様に回復する 作戦について 相方選択後に作戦を立てることになる。 開幕、残り80,残り40のタイミングでどう戦うかを大まかに設定できる。 攻防が程よい「バランス」(エウクランテ) 攻撃特化の「全力攻撃」(ガブリーヌ) 守りを優先する「防御重視」(ジュビジー) の3つがあり、設定したAIに影響を与える。 また、これらは3すくみにもなっている。順に バランス→防御重視→全力攻撃→バランス… の順番で有利となっており作戦有利を取ると40秒間、対象のチーム神姫に対して与ダメが上がり被ダメが下がる。取られると逆になる。 また、このジャンケンに関わらずに神姫に任せる「お任せ」(アーンヴァルmk2)があり 極端な不利を背負うリスクがなく戦わせることができる。 編成のススメ あくまで一意見かつAI操作なのでこのような展開もありえるぐらいの認識で。 UR-R-N 花形たるURをどのように活躍させるかが重要。 攻める方針でも守る方針でもURは中、終盤に出すことが望ましく 相方の高コスト神姫とは順番を合わせないほうがいい。 何故なら、倒せばそれだけスキルの標的にされかねない可能性が高く 倒れなくてもその後の敵高コストを相手にしなければならず苦しくなりがち。 終盤に出す場合、耐久回復で耐えたり、相手URに攻撃スキルをぶつける為にも URの前に出すN、Rのスキル上昇量を調節する必要がある。 URで作戦相性は無理に狙う必要はないが相手URと当たった場合、装備相性になりやすく 相手URを対抗するためや消耗させるためにも作戦有利を狙う価値は十分ある。 N-N-N 端的に言えばステータスの低さを人海戦術で補う構成。 URを落とす為に攻撃スキルを持たせているのが一般的。 出来るだけ6Vを厳選しておくと、攻撃スキルの[中]を撃ててお得。 スキルのススメ 神姫とコミュニケーション 唯一マスターがバトルに介入できる要素。 低確率である条件を満たすと画面左上にいる参戦中の神姫に黄色の吹き出しが出現し タッチすることでお話ができる。 この時の返答次第でバフ、デバフを与える事ができる。 タイミングとして 開幕 敵神姫撃破 耐久ピンチ の三つがありバフ、デバフはアクティブスキル(小)がかかる。
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◎バトルマスター ★ジョブスキル【波紋の呼吸】or【雷光の如く】or【武芸百般】or【亀仙人の教え】、【武道(空手、相撲、プロレスリング、カポエイラ、ボクシング、ムエタイ、CQC、逮捕術)】より三つ STRとDEXとCONに+3 【波紋の呼吸】・・・人型の敵に対して無敵貫通のパッシブがつく。 【雷光の如く】・・・成功すれば3回行動ができるようになる。 【武芸百般】・・・適正武器が全ての武器(個別)に変化する 隠し:【亀仙人の教え】・・・このスキルを取ると全ての技能値が半分になり、DEXもー15されるが、SP【かめはめ波】を打つことが出来るようになる 【武道(空手)】・・・あらゆる攻撃を受け流す「回し受け」や、どんな場所でも同じ火力を出し続けることが出来る「三戦」など、補助技能を入手できる 【武道(相撲)】・・・【頭突き】に【ぶちかまし】が追加され、ボクシングをしのぐ高火力と高耐久を持ち、吹き飛ばされなくなるがDEXが表示上最低になる 【武道(プロレスリング)】・・・魅せる技を数多くこなすことが出来る。強力な一撃をガンガン打てるが、回避をするとSANが2減る 【武道(カポエイラ)】・・・キックした際に蹴った回数が1d3回増える(魔術は乗せられない) 【武道(ボクシング)】・・・拳のダメージが規格外となり、STR加算値が発生する。その代わり、足を使う攻撃技能の一切を禁止する。 【武道(ムエタイ)】・・・キックと拳がバランスよく上がり、敵に強制的にCONロールさせる技などが存在する 【武道(CQC)】・・・攻撃した際に、その技能値の半分でもう一回、さらに半分でもう一回・・・と連打攻撃ができるが、二回目以降に魔術は入れられない 【武道(逮捕術)】・・・JAPANESE POLICEMENの逮捕術。主に組付きからの派生攻撃をコンボさせる 隠し:【武道(亀仙流)】・・・かめはめ波が打てるようになる ◆バトルマス◆上級格闘家・バトルマスター ①バーバリアン【勇猛:100 敏捷:100 頑健:100】獰猛な戦士。素手の戦闘にボーナス ②レイジング【勇猛:200 敏捷:200 頑健:200】秘めたる業怒を力に変えて戦う蛮人戦士 ③サイレント【勇猛:300 敏捷:300 頑健:300】全くの無音のまま敵対者を葬り去る無音戦闘者 ④カンフーマスター【勇猛:400 敏捷:400 頑健:400】東洋体術に秀でた者。生半可な攻撃で彼にダメージは与えられない ⑤バトルマスター【勇猛:500 敏捷:500 頑健:500】素手での戦闘において右に出るものはいない。人間において極められた武の完成形ター~特殊称号~ 【武功:】敵に与えたダメージ/1000 【武道(空手)】 ①STR,DEX,CON+3 ②STR+2 ③DEX+3 ④CON+4 ⑤STR,DEX,CON+4+1d6 【武功:100】入門者 【武功:200】初段 【武功:300】錬士 【武功:400】達士 【武功:500】範士 【武道(相撲)】 ①STR+5、CON+4、SIZ+3 ②STR+1d16、CON+1d6、SIZ+3 ③STR+1d16+2、CON+1d6、SIZ+5 ④STR+1d30、CON+1d6+1、SIZ+7 ⑤STR+2d8+2d12、CON+1d6+2、SIZ+10 【武功:100】序の口 【武功:200】十両 【武功:300】関脇 【武功:400】大関 【武功:500】横綱 【武道(プロレスリング)】 ①STR+3,SIZ+4,APP+1 ②STR+1d6,SIZ+1d4 ③STR+1d8,SIZ+1d6 ④STR+1d10,SIZ+1d8 ⑤STR+1d12,SIZ+1d10 【武功:100】ウェルター級・・・ユニークスキル【ダブルラリアット】:【拳】【CON*3】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(30消費)。部屋の敵全体に(STR+SIZ)d6+SIZ+DBの物理ダメージを与える。 【武功:200】ミドル級・・・ユニークスキル【スクリューパイルドライバー】:【組付き】【跳躍】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(50消費)。敵単体に(STR+SIZ+DEX)d6+DBの物理ダメージを与える。 【武功:300】クルーザー級・・・ユニークスキル【パワーボム】:【組付き】【跳躍】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(75消費)。敵単体にDB*SIZの物理ダメージを与える。 【武功:400】ヘビー級・・・ユニークスキル【ハイパーボム】:【組付き】【跳躍】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(100消費)。敵単体にSTRd4*2+DB*SIZの物理ダメージを与える。 ユニークスキル【六連バックドロップ】:対象に気づかれていない状態で【組付き】【組付き】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(100消費)。敵単体にSTRd4*6の物理ダメージを与える。 【武功:500】スーパーヘビー級・・・ユニークスキル【アルティメットアトミックバスター】:【組付き】【跳躍】【跳躍/2】【跳躍/4】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来るSP技(300消費)。敵単体に(SIZ+STR+DEX)d2*DB。 【魅了:300】マスクマン・・・ユニークスキル【フライングギガバスター】:【組付き】【跳躍】【武道(プロレスリング)】の順に成功すると放つことが出来る。 【武道(カポエイラ)】 ①DEX+3、打撃数+1 ②DEX+4、打撃数+1 ③DEX+5、打撃数+1 ④DEX+6、打撃数+1d2 ⑤DEX+8、打撃数+1d3 【武功:100】洗礼者 【武功:200】バチザード 【武功:300】コルダゥン 【武功:400】カントラ・メストーレ 【武功:500】メストーレ 【武道(ボクシング)】 ①STR+8 ②STR+8+1d4 ③STR+10+1d6 ④STR+12+1d8 ⑤STR+14+1d20 【武功:100】ストロー級 【武功:200】フライ級 【武功:300】クルーザー級 【武功:400】ヘビー級 【武功:500】チャンピオン 【STR100以上】ハードパンチャー 【武道(ムエタイ)】 ①APP,INT,EDU以外+2 ②APP,INT,EDU以外+2 ③APP,INT,EDU以外+1+1d2 ④APP,INT,EDU以外+1d4 ⑤APP,INT,EDU以外+1d6 【武功:100】コットン級 【武功:200】ピン級 【武功:300】バンタム級 【武功:400】クルーザー級 【武功:500】ヘビー級 【武道(CQC)】 ①全ての近接技能値+1d10% ②全ての近接技能値+1d16% ③全ての近接技能値+1d16% ④全ての近接技能値+1d20% ⑤全ての近接技能値+1d20% 【武功:100】ラッシャー 【武功:200】拳銃格闘術 【武功:300】刀剣格闘術 【武功:400】連打の達人 【武功:500】ガン=カタ 【武道(逮捕術)】 ① ② ③ ④ ⑤ 【武功:100】徒手空拳 【武功:200】小手返し 【武功:300】短剣格闘 【武功:400】銃剣道 【武功:500】制圧 【武道(亀仙流)】 ①全能力値+2 ②POW+初期値+3 ③CON+初期値+3 ④DEX+初期値+3 ⑤STR+初期値+3、EDU+3 【武功:100】太陽拳 【武功:200】気円斬 【武功:300】瞬間移動 【武功:400】界王拳 【武功:500】元気玉 ◆適正武器:棍、暗器を追加 ◆功績:勇猛、頑健、敏捷